現代ビジネスで、お墓じまいをされた方の記事が載っていましたので紹介させて頂きます。
7年間の介護ののち「墓じまい」した学者が考えた、死との向き合い方 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72755 この方は祖父のお墓をしまった後、福岡市にお墓を移してご先祖様とお父様を祀っていたようです。そしてお母様が亡くなった後、そのお墓もしまって全員のご遺骨を合同供養墓地に改葬されたみたいですね。ではなぜお墓をしまったのか?それは 「無名性を獲得するため」だそうです。 お墓に名前を刻まずに、名前を知っている人が全員亡くなり、忘れられて、「ご先祖様」と一括りで呼ばれるようになって初めて「無名性を獲得できる」と書かれています。 これを読んで、祀り方は本当に人それぞれ考え方が違うんだなぁと感じました。私の場合、自分のルーツを大事にしたいというおもいからお墓には名前を刻んでおいてほしいと思っています。お墓参りをするときも、全員の戒名を読み上げて、祖父の顔を思い浮かべてからお参りしているので、そちらも理由の1つかもしれませんね。 それにしても本当にお墓をしまう方が増えてきました。この方のように遠方にお住まいの場合はなかなかお墓参りも行けず、管理もむずかしいのでお墓じまいは当然と思います。 先日も三重県熊野市の山中にある墓石を整理させて頂きました。20本以上の石碑があり、何代も続くお墓で非常に寂しく感じました。しかし周辺の墓地のほとんどが既にお墓じまいされており、墓地が空いていました。その方は他府県に住まわれており、そちらで新しくお墓を建てるそうです。本当に過疎化が進んでいるなぁと思いました。紀宝町や御浜町ではお墓じまいは比較的少ないイメージがありますので、地域性もあると思いますが、これからどんどん増えてくるのではないかと思っております。 最近、和歌山県の新宮市や串本町など、地域ごとのお墓じまいをわかりやすくまとめたページを作成しております。近日中にリリースしますので、このブログ内にて紹介できればと思います。 地域の石材店として、よりわわかりやすいホームページになればと思っています。 それでは コメントはクローズされています。
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