新宮市のお墓じまい
新宮市内の墓地は南谷墓地、大浜墓地、三輪崎墓地等、公営墓地がいくつかあります。新宮市が管理している墓地は墓地番号と所有者が紐づいています。お墓じまいすすために改葬許可証を申請する際、墓地所有者と申請者が同じでなくてはいけません。もし、亡くなられた先代様が墓地を所有している場合は、墓地を承継後にしか改葬許可証は申請できませんので、書類の取得に時間がかかりますのでご注意ください。
新宮市の改葬許可証申請書の取得場所
新宮市役所 〒647-0013 和歌山県新宮市春日1番1号 0735-23-3333
目次
お墓じまいの流れについて
お墓じまいの流れについて記載しております。このページを見ればお墓じまいの流れが完全に分かるように書いておりますので、非常に文章量が多くなっておりますが、是非ご一読ください。(読了まで約10分)
1.現地視察・お見積り
現地にて墓地を視察後、お見積りを作成して書類を郵送させて頂きます。お見積りは無料ですのでお気軽にお問い合わせください。お見積り後、お墓じまいのお申し込みはお電話またはご来店のどちらでもかまいません。お気軽にご連絡ください。
2.行政への提出書類準備
「改葬許可証」を準備します。お墓じまいをする墓地の市町村の役所にて「改葬許可証申請書」という申請書類を窓口または各市町村のホームページから取得し、各市町村へ申請することで「改葬許可証」を取得できます。「改葬許可証」はご遺骨を納める先に提出が必要な書類です。
お寺様や霊園様にて永代供養される場合は、そちらへ「改葬許可証」をご提出ください。
改葬許可証申請書の4つの記入ポイント
- 2-1.申請者の押印
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改葬許可証申請書には申請者の押印が必要で、シャチハタではなく、認め印が望ましいです。
- 2-2.墓地管理者の押印
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申請にはお墓じまいする墓地の管理者の押印が必要です。お寺が管理している墓地の場合はご住職様のハンコ、区が管理している墓地の場合は区長様のハンコです。市町村が管理している墓地の場合は、申請書の提出先が同じ市町村になるため管理者の押印は不要です。
- 2-3.ご遺骨の行先(改葬先)
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改葬許可証の申請には「ご遺骨の行先」の記載が必ず必要になります。記入が難しい場合は申請書の提出先の各市町村の窓口か、弊社までご相談ください。
- 2-4.改葬の理由
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改葬許可証の申請には「改葬の理由」の記載が必ず必要になります。「お墓じまいをして、遺骨を永代供養するため」などで問題ありません。わからない場合は弊社までご相談ください。
3.お墓の魂を抜く
墓石を解体する場合、宗派によっては墓石に入っている魂を抜く必要があります。
- 仏教の場合
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仏教ではお墓の魂を抜くことをお性根抜き(おしょうねぬき)・抜魂式(ばっこんしき)・閉眼供養(へいがんくよう)と言います。お寺のご住職様に来ていただき、お墓に宿っている魂を抜いていただくお経が必要になります。この法要はお布施が必要になりますのでご注意ください。封筒には「お布施」と書いていただき、金額については同じ檀徒の方や、お寺様にご確認ください。
- 神道の場合
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神道の場合、神社によっては御霊移し(みたまうつし)が必要になる場合があります。神道の方でお墓じまいをする場合は、墓石を動かす前に祭事が必要かどうかを神主様へお問い合わせください。
- その他の宗派の場合
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キリスト教・創価学会・天理教など宗派によっては魂を抜く儀式が必要ない場合や、ご自身で儀式をする場合がございますので、わからない場合は弊社までご相談ください。
4.お墓の撤去・処分
弊社にて墓石を撤去・処分の工事をさせて頂きます。基本的に運搬機などで石材を運び出しますが、運搬機が入らない墓地などに関しては人力での撤去となりますので、別途費用が掛かる場合がございます。予めご了承下さい。
5.墓地の整地方法
墓石の撤去後は墓地の整地をさせていただきます。墓地やお寺の規約・ルールによって、整地方法が定められている場合がありますので、お見積り時にご相談させて頂きます。
- 土見(玉砂利)仕上げ
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墓石撤去後にシブ土で墓地内を仕上げさせて頂きます。玉砂利が入っていた墓地の場合は、草止めの観点から、玉砂利を再利用して仕上げさせて頂きます。もちろん、玉砂利を取り除いてシブ土で仕上げることも出来ますのでお気軽にご相談ください。
- 防草シート仕上げ
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墓石撤去後に防草シートで仕上げさせて頂きます。防草シートの耐用年数は約10年です。雑草の対策としては比較的安価に行えます。串本町の一部のお寺様では防草シート仕上げが必須になっております。
- コンクリート仕上げ
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墓石撤去後にコンクリートで仕上げさせて頂きます。土見・防草シートと比べると非常に高い雑草抑制効果があり、また耐久力もあります。墓地によってはコンクリート仕上げが必須のところもありますので、お気軽にお問い合わせください。
6.仏石について
お墓の文字の刻まれた部分「仏石(ほとけいし)」を供養地へ安置します。安置場所はお寺や区の供養地か、弊社の仏石供養地「咲楽縁(さくらえん)」のどちらかになります。
- お寺・区の墓地内仏石供養地
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お寺や区が管理している墓地内に仏石供養地が設置されている場合があります。お墓じまいの際にそちらへ安置することも可能ですが、お寺や区のルールにより、供養費用が発生する場合がありますので、事前にご相談ください。
- 汐入橋石材 仏石供養地 咲楽縁(さくらえん)
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弊社の仏石供養地へお客様の仏石をお預かりさせていただき、永代で供養させて頂きます。また、こちらの供養地は春の彼岸と秋の彼岸に近隣のお寺のご住職様に供養の法要を頂きます。また月2回程度自社で独自に供養致しますので、ご安心ください。
7.ご遺骨上げについて
ご遺骨の埋葬されている方法や状態・年数に応じて、再火葬が必要な場合がございます。またご遺骨のお引き渡しの方法についても店頭で相談させて頂きます。
- 火葬また土のご遺骨上げ
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火葬のご遺骨上げについては無料です。また、火葬のご遺骨が無く、気持ちとして土のみ上げる場合も、無料です
- 土葬のご遺骨上げ
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墓地内に座棺(ざがん)・寝棺(ねがん)で納められているご遺骨も穴を掘ってご遺骨上げが可能です。土葬のご遺骨上げは別途費用が発生いたしますのでご相談ください。しかしながら、約80年以上経過した土葬のご遺骨に関しましては、ご遺骨上げを行わずに気持ちとして土のみ上げる場合がございます。その際は、墓地の管理者にご相談ください。
- ご遺骨の再火葬について
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お寺や霊園など、ご遺骨を納骨する先で再火葬が求められる場合がございます。基本的にはご遺骨上げした墓地の各市町村で再火葬致しますので、事前にご相談ください。
- ご遺骨の郵送・お引き渡しについて
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ご遺骨を遠方へお届けする場合は、ゆうパックのみの対応となります。また、ご遺骨は店頭でのお引き渡しや、弊社近隣のお寺の場合は直接お寺へお持ちすることも可能です。また、ご遺骨は基本的に布製の骨袋に入れ、ビニール袋に入れてお渡しさせて頂きます。磁器製の骨壺に入れる必要がある場合は別途、ご相談ください。以下の写真はご遺骨のお引き渡しイメージです。
8.ご納骨・永代供養について
お墓じまい後の供養の方法はいくつかありますので、それぞれ説明させて頂きます。
- お寺で永代供養をする
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お客様がいつも関わっているお寺様へご遺骨を納骨される場合は、基本的には上がったご遺骨のすべてを布製の骨袋に入れて、預かっていただけます。少量しか預かって頂けない場合は、2.5寸の小さい骨壺が必要になりますので、弊社で準備させて頂きます。お寺様によっては残骨を預かって頂けない場合もございますので、弊社にご相談ください。
弊社では残骨の対応も承っております。
- 民間の納骨堂へ預ける
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民間が運営するロッカー式の納骨堂などで永代供養する場合は、骨壺が必要になる場合がありますので、都度相談させて頂きます。また、火葬のご遺骨であっても、再火葬を求められる場合もございます。
- 新しく建てたお墓に納骨する
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新しいお墓を建てられた場合は、納骨式までにご自宅または霊園までご遺骨をゆうパックにて郵送させて頂きます。また、火葬のご遺骨であっても、再火葬を求められる場合もございます。
9.墓地の返還届について
寺院墓地・民営墓地・公営墓地のいずれかであっても、墓地によっては「墓地墳墓返還届」の提出を求められる場合がございます。詳しくは墓地を管理者様へお問い合わせください。
10.最後に
以上がお墓じまいの流れになります。以下に全体の流れを記載しますのでご参考ください。
- お見積りをとる
- お墓の魂を抜く
- 改葬許可証を取得する
- 墓地管理者へ確認を取る
- 墓地の整地方法について
- 墓地返還届の提出が必要かどうか
- 仏石の供養について
- 弊社 仏石供養地 咲楽縁(さくらえん)に預けるか
- 墓地内の仏石供養地へ安置するか
- 改葬先・納骨先へ確認を取る
- ご遺骨はすべて預かってくれるか
- 骨壺を別途購入する必要があるか
※基本的には布製の骨袋で納めます。 - ご遺骨を再火葬する必要があるか
【余談】手元供養も可能です
お墓を手元に残しておきたい方は、お墓じまいする台石の一部を利用して、お数珠を作ることも可能です。
詳しくは「縁添珠-よりそいじゅ-」をご覧ください。
お見積りについて
お見積りケース1
- お墓の種類:8寸二重台型
- 納骨室(カロート):無し
- 仏石:弊社供養地にてお預かり1基
- 台石:弊社にてすべて処分
\89,000(税込)
※仏石供養料込み
お見積りケース2
- お墓の種類:7寸二重台
- 納骨室(カロート):無し
- 仏石:弊社供養地にてお預かり1基
- 台石:弊社にてすべて処分
\83,500(税込)
※仏石供養料込み
お見積りケース3
- お墓の種類:8寸二重台/霊記
- 納骨室(カロート):1か所
- 仏石:弊社供養地にてお預かり
- 2基(霊記含む)
- 台石:弊社にてすべて処分
\124,200(税込)
※仏石供養料込み
お見積りケース4
- お墓の種類:8寸五輪塔
- 7寸二重台×2
- 納骨室(カロート):なし
- 仏石:弊社供養地にてお預かり3基
- 台石:弊社にてすべて処分
\191,500(税込)
※仏石供養料込み
汐入橋石材が仏石を預かる理由
砕石製造業者も、自分たちでは割ることは無い「仏石」。
業者へ持ち込む前に石屋が必ず傷を入れます。
専門家も気が進まない仏石の処分。
仏石は大切なものです。
私たちはこれからも仏石を丁寧に供養していきます。
仏石供養地 咲楽縁(さくらえん)
仏石供養地 咲楽縁(さくらえん)は那智勝浦町の下和田にあります。入場料などはございませんので、どなたでもお気軽にお参りください。 熊野市・御浜町・紀宝町・新宮市方面からお車でお越しの方は、自動車専用道路「那智勝浦新宮道路」の「那智勝浦町市屋」で降りて頂き、交差点を右折します。次に500m先にある橋を渡って300mほど進むと、T字路があるため左折します。300mほど進むと左手に供養地があります。 串本町・古座川町方面から車でお越しの方は、国道42号線の粉白トンネルと抜けたすぐの交差点を左折します。道なりに1kmほど進むと右手に供養地があります。
お見積り無料!
「お問い合わせ」か「お電話」でご相談ください!
新しいお墓を建てる
展示場には数十基のお墓があります。ぜひご来店ください。
お墓じまい・墓石撤去
古い墓石の片付けもお任せ下さい。自社で運営する石碑の供養地もあるので安心。
玉砂利・防草シート
墓地の草ぬき大変ではありませんか?防草シートで解決できます。
文字・ご戒名の彫刻
霊記や霊標、墓石本体への文字の追加彫刻はこちら
お墓の洗浄・リフォーム
傾き直しや文字の色入れ・洗浄など、お墓をキレイにリフォームしませんか?
納骨室を作りたい
今あるお墓の下に納骨室をつくりませんか?
店舗の外観や展示場について
店舗の外観や店内の雰囲気については以下のページでご覧になれます。
仏石供養地の建設
汐入橋石材では全国より地蔵・仏像・仏石(ほとけいし)・棹石(さおいし)を粉砕処分せず、供養地へお預かりしております。
SNSを活用した情報発信
墓石業以外の取り組み
お墓は100年以上受け継がれていきます。汐入橋石材では末永くお客様とお付き合いして頂けるよう、様々な取り組みを実施しております。